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2013年9月29日 (日)

平成25年定例会 広志会 城戸議員質問要約

 さて、昨日に続いて城戸議員の質問について報告します。

3.今後の損失処理の適正化についてです。これは4つの問題点を取り上げました。

 ①広島県農林振興センターの分収造林事業

 ②土地造成事業会計

 ③港湾整備事業費特別会計

 ④広島クリスタルプラザの土地信託事業

です。

 まず、広島県農林振興センター事業についてです。この事業については別途詳しく書きますが、国策として始めた、分収造林事業は(植林をしてお金を儲けようと言う事業です。)約480億円の負債を抱えてしまいました。

そこでまず県が農林振興センターに貸し付けた約339億円を県が債権放棄する。そして、政策金融公庫からの借入金129億円については第3セクター債を発行して、返済の肩代わりを県がすることになりました。(借入れ利息は10年間で約15億円くらいです)

 今後は、県営林事業と分収造林事業を一緒にして県が管理運営していくこととしました。

分収造林の伐採が始まるのは20年先ですから、その間赤字を垂れ流すことになります。それをきちんと見ておけるような財務処理になっていないことを指摘しました。

もう一点は分収造林事業者(個人)も事業者のひとりですから、民事再生という形で破綻をした以上、20年先にはその収益を手にすることができるというのは、如何なものか?

今までの借金・これからの赤字は全て税金でまかなわれます。

分収造林者の分収割合を今までどおり6対4とか7対3で渡すのではなく、割合の見直しをすべきではないか?他県では9対1に減らすことを条件にこの債権処理をしているのです。

 また、「一般財団法人広島県農林振興センター」は何らお咎めなく、あらたに、「一般財団法人 広島県森林整備・農業振興財団」となり、誰一人首になる事なく県から業務委託を受けてこれからも活動するのです!

次は土地造成事業会計についてです。

地方公営企業会計制度の見直しにより、平成26年度から評価基準が変ります。評価換えで約190億円の損が生じます。しかし、実態はこれだけではなく、購入したままの未整備の土地や、土地事業会計から、一般会計に移管した土地もあり、それらをあわせると約380億円の損失が出ます。

港湾特別会計も同様で、総借入れが948億円、そのうち土地関係の借入れが493億円ですが、造成した土地が全て売却できたとしても、おそらく300億円程度以上の赤字となるでしょう。

広島クリスタルプラザの土地信託事業も、入居率100%としても、この事業が終わる平成34年には約71億円の負債処理が必要になります。現在も入居率は100%ではありません。

今提示したこれら全ての損失はざっと1,250億円にも上ります。

そこでそれらの損失処理に当たっては、現状を十分に把握しつつ、県民にわかりやすく、かつ、理解が得られる方法で適正に処理して欲しいと問いただしました。

 

4.広島空港の機能強化について

 岡山空港の運用時間は午前7時~午後9時30分までの14時間30分。

岩国錦帯橋空港は午前7時~午後10時までの15時間です。

一方。広島空港は午前7時30分~午後9時30分の14時間です。

 アクセスの問題を抱える広島空港は、このままではジリ貧になってしまうのではないか?

せめて、あと1時間の延長ができれば東京滞在時間も長引くので優位性を保てるのではないかという質問でした。

5.危機管理への適切な対応について

最後は東広島市にある西部家畜保健衛生所の検査機器が耐用年数を越えており、「鳥インフルエンザ」や「口蹄疫」等の伝染病が発生したときに対応ができないのではないか?危機管理上計画的に後進する必要があるのではないかという質問でした。

     そして最後に議員定数削減についての我が会派の意見を言いました。

議員定数の見直しにあたっては「議員が何をすべきか」といったことを整理せず、

「合区はしない」(人口の少ない地域等とその周辺地域を一緒にして定数を考えること)

「総数は増やさない」そして「一票の格差を拡大させない」方向で、特別委員会が走り出してしまいました。

政令指定都市がある都道府県における旧法定上限数(法律上ここまで議員をおくことができるという定数)からの削減率平均が14.3%であるので、少なくともそれに広島県も歩調を合わせてはと、5減1増の「4減」にしてはと提案しましたが、多数決で「2減」が特別委員会での結論となってしまいました。他にも政令市の各区1名計8名減・福山市5名減、合計13名減という案も出されました。

国会では、政令指定都市の選挙区割りのあり方が検討されており、それを導入すれば、政令市の議員数はもっと減らすことができたので、これも参考にすべきではないかと思います。

この件は議会最終日10月4日に議案が提出され、「2減」で決まるでしょう。

 ある新聞社が「茶番」と書いていましたが、言われても仕方ないなと残念に思います。

以上、多くの問題を抱えながら、それが活発に議論されずに議案が通っていく広島県議会の現状に忸怩(じくじ)たる思いを抱いています

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